工学研究院/知的構造の創生部門/電気電子と数理情報分野
工学府/物理情報工学専攻/電気電子ネットワークコース

藤本研究室

教 官 名:藤本康孝 Yasutaka Fujimoto
職   名:助教授
所   属:工学研究院/知的構造の創生部門/電気電子と数理情報分野
大学院担当:工学府/物理情報工学専攻/電気電子ネットワークコース
専   門:制御工学,システム工学
研 究 室:教官室=工学基礎研究棟404室
      学生室=工学基礎研究棟402室
電子メール:fujimoto(a)ynu.ac.jp
ホームページ:http://www.fujilab.dnj.ynu.ac.jp/

■キーワード■

ロボティクス,自動化技術,サプライチェーンマネジメント

■研究テーマと概要■

 人間を含め,あらゆる生物が日常的に行っている情報処理は大変高度で,その意思決定能力と環境適応能力を工学的に模倣し実現することは現在の科学技術をもってしても容易ではありません.研究室では,この高度情報処理能力の原理を解明・実現して様々な工学システムへと応用することを目指し,新しい知的制御システムの研究に取り組んでいます.

【ロボティクス・メカトロニクス】

 電気で動く機械を思い通りに制御する技術は,電磁石の性能向上や制御理論の発展により,ここ十数年で飛躍的な進歩を遂げました.近年,話題となっているペットロボットはその一例です.研究室では力や情報を環境と相互にやりとりすることで,より高性能で賢い制御を実現することを目指しています.

【自動化技術】

 自動的に動く電気機器の多くは単純なルールの組合わせで動いています.例えば自動給湯器で湯船に湯をはる場合「水位がある量になったら給水を止める」といった具合です.産業界ではこのようなルールを複雑に組合わせた制御が使われていますが,そのルールの設計には大変な熟練を要します.設計者が自らの意思決定の方法を抽出していることに他ならないからです.この問題に対して数理的手法を用いて解析や自動設計を行う方法について研究しています.

【サプライチェーンマネジメントとスケジューリング】

 近年の経済システムのグローバル化に伴い,モノや情報の流れを効率よく制御・運用することが重要になっています.研究室では,コンピュータとネットワークの能力をフルに用い,従来では考えられなかった大規模な生産流通システムの解析や制御について研究しています.
 研究では基礎理論をもとに発展させたオリジナルなアイデアを実験的に検証することも重視しています.

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